ここ1、2年くらいで経済に関する知識を集中してつけられたと思っています。本を読んだおかげもありますが、YouTubeの力も大きいです。
そのおかげで、今回のような本も読めるようになってきました。
日銀の総裁が変わるというのは、今までだったら1ミリも興味がありませんでした。しかし、金利のことを勉強すると、日銀の動きも気になり、去年の総裁の交代のニュースも興味を持って見ていました。
本書の著者は、日経新聞の編集委員である経済ジャーナリストで、「日銀ウォッチャー」です。本書は、一般の人でも日銀ウォッチャーになれるような知識を与えてくれる本でした。
総裁が植田氏に変わった日銀が、今後どのような政策を行っていくか分析した本です。植田総裁の人物像についても書いてあります。
現在のマイナス金利政策に至るまでの大規模緩和政策についても詳しく書かれていて、何故こんな緩和にいたったのか、経緯が復習できます。
「日銀ウォッチャー」になるために、どのような情報にアクセスすればいいのか書かれた章は大変参考になりました。
金融政策決定会合の議事要旨や、展望リポートの読み方が書いてあり、なるほどと思いました。今まで、全く関心のなかったこういう情報を知ることができるというのは、読書の醍醐味だと思います。
著者は、ファイナンシャルプランナーの資格も持っているらしく、今後の金融政策が、住宅ローンに及ぼす影響や、金利の予測が書いてあり、これもなかなか参考になりました。
この本を読めば、新聞の一面に出る日銀のニュースを面白く読めるようになると思います。
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