300日間くらい下書きに漬かってしまっていたので、雑に手直しして投稿しちゃいました。
この本は、数学の本を探していた時に、この著者のブログにぶち当たって見つけました。「数理経済学者」という肩書きの方です。経済が専門ですが、数学関連の本もたくさん書いています。
この人のブログの中で、「確率的発想法」の表紙の画像を見つけて、あぁあっと思いました。
10年前くらいに読んだ記憶が微かに残っていました。その時は、あまり内容が頭に残らず終わってしまいました。何でこの本を読もうと思っていたのかも忘れていました。10年経って、偶然再発見したのが何だか嬉しくて早速購入した次第です。
数学って社会に出て何の役に立つの?っていう説明に答えるために、「実生活ではこんな風に利用されています」、といったような説明がよくなされます。sin、cosで木の高さを求めたり、微分を使って落下物の速度を求めたりとか。でも私は、そのような数学の応用例を見せられると、逆につまらなくなってしまいます。数字、記号、ちょっとした図形だけで計算が進んでいくのが、シンプルで良いと思っています。
ただ、例外があってそれが確率の分野です。
確率は、個数、回数など整数しか扱わないので、実生活に応用してもシンプルさがなくならないところがいいのです。
ちょっと難しい数学の話がでてきますが、確率が意思決定にどう使われているのかが分かって面白い本です。
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