この本は、いつも読んでいるこちらのブログで紹介されていた。
極東ブログ
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2020/02/post-4ea7d0.html
最近、勉強したり、アウトプットを多くすることを心がけている。また、仕事でも色々あって課内がてんてこ舞いで、時間を取るのが結構難しくなってきている。なんとか時間を捻出して、勉強時間に充てたいと思っていたので、タイトルを見た瞬間に飛びついた。
本を書いているのが、GoogleとYou Tubeで働いたことがある二人である。相当優秀に違いない。
現代人は、もう相当な時間をスマホに費やしている。奪われている、と言っていいと思う。かといって、スマホを手放す生活には戻れない。この誘惑の塊であるスマホやパソコンからどうやって距離をとって、自分のやりたいことに集中するかということを掘り下げている
スマホのアプリケーションやウェブサービスは、GoogleやFacebookなどの超一流企業の超一流社員が知恵を出しまくって、いかにサービスを続けてもらうかを考え抜いて作られている。そんなサービスは使ってしまうに決まっている。そこで、どうやって距離を置いていくかが難しい。
具体的な方法としては、スマホからアプリを削除してしまう方法も紹介されている。著者の一人は、あのGmailに関わった人物だが、その人がGmailを使うことをやめたというのが衝撃だった。便利すぎるものを作ったが、同時にそれは中毒性たっぷりの時間泥棒なのである。
私は、大学職員に転職した頃までTwitterとFacebookをやっていたが、両方アカウントを削除してやめた。今、全く困っていない。Twitterの方は、チェックしていないと、新しい情報についていけないのではないか、という強迫観念が生じて、一日に何回も見ていた。今思えば、実際は大した情報を得ていたとは思えない。Twitterを辞めても、ブログや本などで良質な情報にはアクセスできる。毎日ニュースをチェックしなくても、一週間に一回チェックするだけでもいい、と書いてあった。それもそうだなと思った。
Facebookに至っては、ほとんどが他の人のどうでもいい近況報告で、自分の場合はやめて本当に良かった。二度とやらないと思う。
大事な自分の時間をスマホから取り返すには、大胆にやらないと効果がないようだ。アイコンをたくさん消して、すっきりさせたホーム画面を見るだけで、ほんの僅かでも冷静になれる時間ができていい効果があるらしい。
GoogleやYou Tubeのような超ハイテク企業で勤めたビジネスパーソンが行き着くところが、アナログな生活を勧めてくるのが面白かった。それだけ、自分の静かな時間を確保することは大事ということだろう。
私は元々SNS中毒にはなっていないが、この本を読んで、いくつかのアプリやブックマークをスマホから消してみた。消してもそんなに問題ないことが分かる。
どうやって雑念を取り除くかのノウハウ以外にも、どうやって目標を設定するかの話もある。
TODOみたいな短期の目標と数年後を見据えた長期的な目標の中間くらいの目標を決めて、日々こなしていくことが重要らしい。自分のやるべきことをきちんと設定して、それに向かって集中するすべをちゃんと身につけたい。
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