生後2ヶ月の子どもが高熱を出す(その2)

子どもの診察を担当したのは、かなり若い方だった。もう一人、たったまま一緒に話を聞いている先生もいたが、この人も同じくらい若い。名札を見ると、「臨床研修医」と書いてあった。研修医か…おいおい

改めて体温を計ると、39度になっていて、更に心配になる。重ねて、研修医ときたので夫婦で顔を見合わせて「だ、だ、大丈夫なの?」となった。あとで妻から、「「このまま家で様子を見ましょう」って言われたら、もうちょっと診てもらうように食い下がろうと思ってた」と言っていた。自分もほぼ同じことを考えていた・・・

すると、奥のカーテンから、ベテラン風の先生が登場!名札を見ると、内科の先生だったが、若い研修医と一緒に話を聞いてくれた。このときは、この先生の存在にものすごい安心した。赤ちゃんを見るなり、「かわいいですね〜!」と言ったり、不安を軽減させるようにかなり気さくに話してくれた。その先生曰く、「これから、診断結果を小児科の先生に連絡する。それまで待っていてほしい。」とのこと。何はともあれ、小児科の先生に診てもらえそうで安堵した。

診察が終わると、またまた長めの待ち時間。22時は過ぎてた気がする。小児科の先生に連絡中で、もう帰っているのでこれから病院に来ていただけるそう。本当に病院の先生には頭が下がります。

2,30分くらい待った後、ついに小児科の先生に診てもらえることになった。先生に症状など伝えたが、判別が難しいようで、高熱の原因はよく分からず。先生もパソコン画面を見ながら、うーんと唸っていた。髄膜炎という病気を疑われて、とりあえず血液検査をすることになった。私は初めて聞く病名で更に不安になった。血液検査の結果を見て、さらに髄液検査に進むらしい。

採血されているとき、こどもがワンワン泣きじゃくっている声が聞こえてきてとても切なかった。血液検査と髄液検査の結果待ちで1時間半くらいは待機した。妻も私も深夜で、しかもよくわからない病気かもしれないという不安に覆われてかなり疲弊していた。

髄液検査の結果、細菌性髄膜炎の可能性は低いだろうとのことだった。髄膜炎には細菌性とウイルス性の二種類があり、細菌性の方だと重い後遺症が残るらしい…ウイルス性だと、普通のカゼみたいに次第に良くなっていくものらしい。仮に髄膜炎だとしても、ウイルス性だろうと先生から聞いて、妻も私もかなりホッとした。髄液検査の結果も、数値がボーダーラインギリギリの所にあるらしく、何とも言えない感じだった。

このあと、点滴に繋がれて病室に移動することになった。点滴の注射をするときも赤ちゃんが泣く声がとてもつらかった。

病室の直前まで来て、看護師から付き添いが必要になるとの話があった。赤ちゃんなので考えてみれば当然だが、夫婦ともに終わったら帰れると思っていたので慌てた。しかも、ミルクやオムツは病院で用意されないので持ってきてほしいとのこと。何も準備していないので、一人が家に帰って持ってこなくてはいけなかった。こんなことなら、もっと早めに付き添いのことを伝えてくれれば、検査結果を待っている1時間強の間にいくらでも家に帰れたのに、段取りが悪すぎて腹が立った。しかも、看護師に連れられて病室に入ろうとしたら、別の看護師(bba)が、「コロナの関係で二人で入らないでください」と怒るような感じで言われた。なんだこのババァは。こっちは、連れられて来ただけなのに、看護師同士の情報共有がなされてなくて、病院はこういうことが多発するのでとても困る。

妻が家に帰って入院の準備をして、私がその間病室で子どもといることになった。時刻は深夜0時30分病室は救急の病室で、10人くらい一緒の部屋だった。子どもは家を出た17時くらいからずっとミルクを飲んでいなかったので、泣き始めてしまった。妻が戻ってくるまでの約1時間ほとんどないていた。付き添いの話を先にしておいてもらえば、この1時間の待ちもなかったのに…全く

この日は妻が付き添うことになった。小児科の病棟には、この日の昼間に移動できた。ここから1週間、なかなか大変な入院付き添い生活が始まるのであった。

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