[本など]すべての知識を「20字」でまとめる紙1枚!独学法

本屋で平積みされているのを見かけて、なんとなく「おっ」と気になったので買ってみた。最近は、あまり本屋で本を買っていなかったので自分の中では珍しい。最近、勉強法などのジャンルをよく読んでいるので、この本もピンときたのだと思う。

この本は、元トヨタ社員の教える「要約術」の本である。著者がトヨタの新入社員だった頃のすごい先輩がでてくるエピソードが印象的だった。その先輩は、自分の担当外のことを急に質問されても、その事柄について分かりやすく説明していたという。その人は普段からどうしてたかというと、いざ人に聞かれたら説明できるように物事を理解していたそうである。私も、ある程度、自分の担当外の事も把握したいと思っている。たこ壺化しやすい大学職員の仕事で、周りのことも把握しておいて説明できるようにしておくのは、とても重要である。その時に、このトヨタの先輩社員の考え方はとても参考になる。

著者は、なんでも20字程度にまとめて説明できるようになれば、インプット→アウトプットのサイクルがうまく回せるようになる、と述べている。

そこで紙1枚に要約する方法が紹介されている。ハッキリ言うと、一番のメインテーマであるその紙に書く要約法の部分は自分にとって合わなそうなので、端折って読んだ。その裏にある考え方の部分だけでもかなり有用な本である。

一番大事だと思ったのは、物事を要約するときに、「Why?」、「What?」、「How?」に答えられるようにまとめるといい、という手法である。この方法を使って、著者がとあるセミナーのまとめを書いた部分はとても参考になった。テンプレとして役に立ちそう。他の人に説明できるようにするときに、この三つの質問に答えられるように考えていけばいい。私もこれを意識してインプットをしていきたい。

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