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なぜか最近、この本をトイレに置いて、用を足すときに読んでいる。2,3年前くらいに読み終わっていたが、内容は少し忘れかけていたので、また楽しく読み返している。
私は、かなりの安住アナファンである。でも、日常的にテレビはほとんど観ていない。じゃあ何でファンなのかというと、安住さんのラジオ番組が面白くてよく聴いているからである。
「安住紳一郎の日曜天国」という番組が十数年前からTBSラジオで放送されていて、私は、そのヘビーリスナーなのである。ラジオは昔、家電量販店でアンテナを伸ばすタイプの古い形のを買ってそれで聴いていた。今はスマホで聴けるので、とても便利になったと感じる。何で日曜天国を聴き始めるようになったかあまり覚えていないが、いつの間にか日曜10時はこの番組を聴く習慣がついていた。ラジオでの安住さんは、テレビで司会を真面目にこなしている姿と違い、非常にはっちゃけている。かなり素が出ていると思う。結構爆弾発言もある。リスナーに媚びないで、コンプライアンスとか絶妙なバランスでかいくぐって発言しているのが、
今回紹介した本は、安住アナのエッセイのような本である。入社したころの話や初めて生番組を担当することになった時の話など様々である。ラジオが始まるもっと前の「ジャスト」などを担当していたころの話である。
ユーモアセンス抜群で、だいたいどの話もクスッと笑える部分がある。編集がはいっているせいもあるかもしれないが、文章はとてもうまいと思う。個人的に好きな話は、自炊を初めてするために炊飯器を買って、ご飯とみそ汁を作ったら、お玉がなくてパニックになったという話である。なんていうか、人間くささを感じてとてもいい。
ちょっと楽しい話でも軽く読んでみたいな、というようなときにお勧めです。
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