以前、「運気を磨く~心を浄化する三つの技法~」という本を読んだが、同じ田坂氏の本をまた読みたいと思い、今回はこの本を読んでみた。
ヘーゲルの弁証法の概念はとても難解だと思っていたが、この本を読んで割と理解できた。さらにそれをビジネスに応用する方法も学べた。
弁証法には、「螺旋的発展の法則」があるというのが本書の一番大事なことである。物事が発展するときは、原点回帰が起きながら、さらに進化もするということ。
あとは、矛盾する二つの事柄を包括して、新しい概念を生み出す「アウフヘーベン」という概念もまた勉強になった。
矛盾する事柄が現れたとき、どちらかを切り捨てて割り切るのではなく、どちらも活かすような方法を模索することが大事だと主張している。
弁証法的思考が、仕事をする上で使えそうだということが分かった。
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