次回の朝活読書会の課題本として読みました。テーマはちょっと変わって「警察小説」ということで、選ぶのに少し苦労しました。ネットで「警察小説」と検索して出てきた候補に本書がありました。
この本は10年ほど前に読んだことがあって、この前の引っ越しのときの整理で処分したのも覚えていました。面白かった記憶はあったので、また読んでみたくなって選びました。
今回は、オーディオブックで読んで(聴いて)みましてが、この感想についてはまた別記事で書きます。
さて、「震える牛」ですが、中年刑事が未解決事件を担当することになって、事件を解決するという流れです。
「オックスマート」という大型スーパーを経営する大企業が事件に絡んでいて、その会社と刑事の攻防が面白いところです。
被害者の足取りを地道にたどっていく調査は、この手の小説にはよくある描写ですが、読んでいるとやっぱり引き込まれます。
牛が震えるとはどういうことなのか書くとネタバレになってしまうので省略しますが、本書が書かれた当時の社会問題を扱っていて、単なるミステリーではないところも面白かったです。
普通に聴くと11時間13分のオーディオブックですが、ほぼずっと1.7倍速で聴いていたので、約6時間半で聴き終えました。大半を通勤中の車の中で聴いていたので、時間を有益に使えました。なかなかオーディオブックも便利だなと感じました。
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