[本など]覚悟の理論(石丸伸二 著)

ある時、YouTubeで広島県の安芸高田市の議会の様子がおすすめされてきました。若い市長が市議会議員と論戦をしている動画で、理路整然と議員を論破しているような内容でした。

安芸高田市長である石丸氏は、自分とほぼ同学年であり、動画にとても興味が湧きました。

そんな市長が本を出したので、気になって買ってみました。

議会の様子をYouTubeに出したり、市の財政に関して思い切ったコストカットをしたり、これまでの市長とは違う政策をどんどん進めているようです。

本の中で気になった部分を読書メモとして記録しておきます。

経済学は、幸せになること。幸せになるために、資源に優先順位をきちんとつける。そのためには、幸せを明確に定義する

3、40代は役職が変わり、家庭も持つようになって、責任の範囲が広がってくる。立場や責任が増えて、その優先順位が分からなくなり疲れてしまう。
意識して自分の立場に優先順位をつけてみる。
家庭も仕事も大事だが、子どもが小さいうちは父親の立場を優先する、といったように、ときどき「今の自分にとってはどの役割を優先するべきだろう?」と考える。自分にとっての幸せや大事にしたいことを思い出してみる。→自分が今、果たすべきことが明確になる。

部下の立場じゃないとわからない情報もある。上司は、自分の考えや選択の背景を部下は当然にわかっていると思い込みがちだ。上の決定に不満だったら、なぜそういう決定になったのか聞いてみてもいい。

企画して提案するのが市長としての自分の役割。そこから、議会で否決されてもそれは議会の役割なので、悩んだり落ち込んだりはしない。

挨拶の正解は、「明るく、元気よく」の一択。元気よく挨拶した方が、「この人と一緒に仕事をしたいな」と思ってもらえる。

サクッと読めて、同学年である石丸氏の考えが参考になる良い本でした。

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