ある日の夜、妻が布団に入るときに、「気持ち悪くて、吐き気がする」と辛そうだった。なんとなく具合が悪い日はたまにあるが、吐き気というのはあまりないので、心配だった。案の定、吐き気が収まらずに、夜中に何回もトイレに行っていた。しかも、熱も出てきて、これは完全に食中毒だなと思った。
その日の夕飯は、スーパーで買ったビビンバ弁当だった。買ってからクーラーのついた部屋に5時間くらい置いていたが、27℃くらいの室温だったので、結構マズかった。
私は過去に、半生のカニクリームコロッケにあたって地獄を見たことがあるので、食中毒のつらさは知っていた。食中毒のときは、水すらも飲むと戻してしまうので、もう点滴するしかない、という解決法も経験としてあった。
次の日にすぐに病院に行った。
この日は、たまたま妻が友達に会う約束があり、子ども達は保育園に預けることになっていたのでラッキーだった。(友達との約束は当然キャンセル。)預ける時間を9:00〜17:00と大幅に変更した。
病院に妻を連れて行ったが、休日診療でだいぶ混んでいた。さらに、コロナ対応で、受付後は車の中でずっと待っていなくてはならなかった。
このときの待ち時間がかなり過酷だった。外は40℃近い気温で、クーラーをつけても入り込んでくる日差しのせいでかなり暑くなった。結局、1時間くらい待たされて、私はここでだいぶ具合が悪くなった。妻はなんとか点滴を打って薬をもらうことができてよかった。
その後、一人でドラッグストアに行ったり、家事をしたりしていたら、熱中症のような症状がでてきた。食欲がなくなって、喉も乾き、夜には顔がずっと火照ったような感じでかなりしんどかった。
妻だけ体調を崩しただけで、双子育児が危機的状況になることが分かった。今回はさらに私もグロッキーになってしまい、本当にヤバかった。お義母さんに助けてもらってなんとかなった。
その次の日からも保育園に一日預けて、夫婦でずっと寝て休養した。熱中症は、アクエリアスを飲んで、涼しい部屋で氷枕を使ってひたすら寝るのが有効だった。
妻も、別の病院でさらにちゃんとした薬をもらって、三日くらいで治った。
とにかく、育児が大変過ぎて、お盆を感じるどころではない2013年夏だった。
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